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亡き父からの結婚祝いのプレゼント

私の父は、私が中学生のころに突然なくなりました。
胃がんで亡くなったのです。
自他共に認める、お父さん子だったので、当時の私のショックは本当に大きかったです。
そんな父は私が幼いころから、「お父さんの夢は、お前の結婚式でバージンロードを一緒に歩くことだ。」とよく言っていました。
そんな父が亡くなる数日前、「バージンロード一緒にあるけそうにないな。」と少し微笑んで、さみしそうに言っていた姿は今では忘れられません。
父が亡くなってから、12年後の27歳に私は結婚しました。
そして、結婚式当日、思いもよらぬプレゼントが母から渡されました。
それは、パールのネックレスとイヤリングです。
贈り主はなんと、亡くなった父です。
父は、私が生まれた時にこのネックレスとイヤリングを購入したそうです。
私が大きくなって、結婚式でウェディングドレスを着る時につけてあげるために購入したのだと、母から聞きました。
そして、このパールのネックレスとイヤリングをつけた私とバージンロードを歩くのだと、購入した日に嬉しそうに言っていたのだそうです。
バーン人ロードを一緒に歩くのが夢だといのは、父がよく言っていたので覚えていますが、このネックレスとイヤリングの存在は本当に知らなかったので、すごく驚きました。
そして、その驚きとともに、本当に大好きだった父との思い出が走馬灯のように蘇って涙が止まりませんでした。
その後、もちろん、そのパールのネックレスとイヤリングをつけて、挙式と披露宴に出ました。
父がなくなって10年以上も経過しているのに、そのネックレスとイヤリングをつけた瞬間、父がすぐそばにいるような温かい気持ちになりました。
そして、その父からのプレゼントを、父が亡くなった時ではなく、父の思い通り、私の結婚式までずっと大事に保管し続けてくれた母にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
本当に幸せな夫婦の元に私は産まれてきたんだと、改めて実感することができました。
そして、その結婚からさらに3年が過ぎ、私にも最愛の娘がいます。
父から譲り受けたパールのネックレスとイヤリングは、娘が結婚するときにプレゼントしようと決めています。
そして、父と同じように、娘が生まれた時にパールがついたブレスレットを購入しました。
父から受け継いだネックレスとイヤリングと共に、新たにこのブレスレットも一緒に渡す予定です。
これからも父のやさしい願いが込められたプレゼントが、受け継がれていくことを願っています。

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