プレゼントイメージ

プレゼントをしてその後自分自身がもらい続けられる

学生時代に雑貨屋さんのアルバイトの面接で、「あなたが人に送ったプレゼントの中で一番思いでに残っているものはなんですか。」という質問がありました。
私が色々と考えてなかなか答えが出せずにいると「あげた側って意外と覚えていなかったりするものなんですよね。」と、とっても優しい笑顔で面接官がおっしゃいました。
その言葉にとっても感動したのを覚えています。
そして、これからは自分が渡したものを忘れることがないように、真心をこめて贈るようにしよう、贈るものを選ぼう、と心にきめました。
感動もして、とっても素敵な面接官の笑顔に憧れすら抱いていましたが、なかなか答えることも出来なかったし、きっと採用してもらえないだろうなあ、と思っていましたが、アルバイトには見事に合格する事ができました。
お店はいつも忙しかったですが、毎日毎日一生懸命ラッピングをして、受け取った方が喜んで下さるように心をこめて働いていました。
私は女の子仲良し五人組でいつも仲良くしているのですが、ある年、「今年の皆のお誕生日は私たちの年代ではなかなか買う事が出来ないハイブランドのものを皆でお金を出し合って一つのものをプレゼントするっていうのはどうかな。」と提案しました。
全員一致でキャーキャー盛り上がって即決しました。
学生時代だったので、正直そんなにお金に余裕があるわけではありませんでしたが、一人一万円ずつ出し合って、四万円分のハイブランドの商品を買いにでかけました。
あまり入る機会のないお店に入ることもドキドキして楽しかったですし、大人の仲間入りできている感覚もとても楽しいものでした。
アクセサリーを選ぶことがほとんどでしたが、やっぱりハイブランドのものともなると、長い年月使い続けることができます。
あれから十年以上の時間が経過し、なかなか五人揃って会う機会は減ってしまいましたが、それでも会う時には必ず五人ともその時にプレゼントし合ったものを自然と身につけて会うようになっています。
そしてその時の買物のドキドキしたことや楽しかったこと、すべてが思い出として、時を超えて私たちに色々な気持ちをプレゼントをしてくれます。
あの時面接官として面接をしてくれた今現在の私の夫のあの言葉、「あげた側って意外と覚えていなかったりするものなんですよね。」あの言葉から私は人への思いの持ち方が変わりました。
そして、その言葉こそ、これからもずっとずっと忘れられない私にとっての人生最大のプレゼントになったのです。

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