プレゼントイメージ

数年ぶりのプレゼントで私も安心

私は自分が大人になってから、自分の母に対してあまりプレゼントをしたことがありません。
子どもの頃は、子どもなりに母の日や誕生日にプレゼントを贈っていました。
しかし、高校を卒業して働くようになり一人暮らしをするようになってからは、プレゼントを贈らなくなりました。
贈らないというよりも、自分が生活をすることで精いっぱいになってしまい、贈りたくても贈れないのです。
母は、1年に1度は食料品などを段ボールにいっぱい送ってくれます。
助かるなあと思う反面、自分が何もしてあげられないことに申し訳なくも思います。
そんな生活を何年も続けていた時に、東日本大震災がありました。
私が住んでいたところは1日停電しただけで、特に大きな被害はありませんでした。
しかし、母が住んでいた市は津波の被害があったらしくニュースで何度も映像が流れていました。
もし、避難所にいるのなら私が住むアパートに連れて来ようと思い、母の住む自宅に電話してみましたが停電の影響で固定電話は全くつながりませんでした。
翌日になって関東に住む弟とは、携帯電話のメールで連絡を取ることができたのですが、やはり母とは連絡を取ることができずにいました。
母の住む市まで自動車で行ってみようかとも思いましたが、弟に止められ私はただひたすら自分のアパートでニュースを見ていました。
そして深夜になって弟から母と連絡がとれたと電話があったのです。
弟は母の住む市の市役所へ問い合わせ、母の住む自宅の住所なら津波の被害は無かったからきっと自宅にいるだろうということ、電気が復旧したので電話がつながるかもしれないということを聞き出し、母の自宅へ電話したところ母が電話に出たということでした。
とても安心しました。
弟が母と連絡がとれた翌日、私は母に電話してみました。
すると、私たちの心配をよそに母はあっけらかんとして『仕事も休みになって、電気もつかないから寝てた』と話し、私は正直なところあきれてしまいました。
以前から、母に携帯電話を持つように言っていたのですが、母は『どうせ使いこなせないから要らない』とずっと断っていました。
しかし、このことがあって私はやはり携帯電話を持たせようと思い、母の了解を得ないまま新しい携帯電話を購入し、母へプレゼントしました。
母は最初は戸惑っていましたが、私は必要最低限の使い方を教えて毎日メールを送るようにしました。
母は私が想像していた以上に携帯電話を使いこなせていて、今では私より絵文字や顔文字を使っています。
今では、以前に比べると頻繁に連絡をとることができているので安心です。
何年ぶりに贈ったプレゼントかわかりませんが、贈って良かったです。

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